テレビや雑誌などでよく見聞きする自律神経ですが、ほんとうの働きってうやむやにされていることが多いです。

自分自身の意思でコントロールや調整が不可能な神経のことを言います。
例えば、あなたが手を上に挙げようとすればあなたの意志で挙げられます。でも、心臓をちょっと止めたいと思っても、止められませんよね？

つまり、症状や不調など自分の思い通りにいかない不調のことを自律神経失調とひとくくりにされてしまっているように思います。ちなみに自律神経失調症や自律神経の乱れ、自律神経障害とも言われることがありますが、神経がおかしいのではありません。

自律神経は交感神経や副交感神経などと種類が分けられます。
それぞれのコントロールができないので、気持ちも不安定になったり、朝起きづらい、立ちくらみ、吐き気、消化不良、高血圧や低血圧、発汗の異常、などの体の症状が出たりします。
通常、精神的なストレスも、リラックスしたり、別の事をしたりすることで、緩和できるようになるものですが、自律神経が乱れていると、本来の調子に戻りにくくなります。

それぞれのはたらきがシーソーのように例えられることも多いのですが、オンオフの切り替えが適切なタイミングで動くように整えてあげる必要があります。

自律神経失調症は、息苦しさ・頭痛・めまい・ふらつき・不眠などの症状からはじまることが多く、呼吸器科や内科、耳鼻科、心療内科やメンタルクリニックなど転々と病院が変わっていく患者さんが多いです。　

病院での標準治療として、訴えられる症状に合わせて処方薬を飲みながら経過を見ていく治療方針が一般的で、症状に変化が現れなければ違う科でまた別の薬を処方をされ…また経過を見ていく…というように病院を複数受診するケースが多いです。

あまり症状に変化や改善が見られなければ心療内科への受診をすすめられたりします。
睡眠導入剤、場合によっては向精神薬、抗不安薬のような強い薬が処方されます。

当院が考える自律神経が乱れる状態になる理由は、平衡感覚の乱れ（機能）、筋肉の過緊張、（構造）呼吸の乱れ（機能）、生活習慣の乱れのいずれから始まっていると考えています。
これらの働きの乱れにより、血液循環や神経伝達の乱れが生じて機能不全を起こし、自己治癒力を損ねてしまっていることが回復しずらいことが理由となります。

自律神経失調症の状態になると、まずは、病院へ受診して検査を受けて異常がなければそれぞれの体調に合わせて処方されて経過観察となります。

しかし、症状に変化がない。もしくは、別の不調が出てくるとさらに別の薬が処方されます。

最終的にあまり改善が見られない場合は、目立った異常が検査で見つからなければ心療内科や精神科をすすめられ、向精神薬や抗不安薬、睡眠導入剤が処方されることになります。

そうなる前に、そうなってからでも、鍼灸マッサージ院にご相談いただければと考えています。

検査で異常を探すことはとても大切です。検査で異常がない場合は、人間が本来持っている自己治癒力の働きを取り戻すことを目的にからだを整て、不調からの再構築を行うための施術をおこないます。

病院に通っても変化がなく治らないと気持ちが落ち込んだり、不調が増えてしまうこともあると思います。そんな時こそ、身体の見方の視野を広げて視点を変えてみれば、新たな光が差し込んでくるという方をを多くみています。

自律神経の原因は複合的であるということに違いありません。
鍼灸マッサージ治療で、まずは心身の緊張をリラックスさせる。そして、平衡感覚の乱れ（機能）、筋肉の過緊張、（構造）呼吸の乱れ（機能）緊張や機能不全がリセットすることで周辺の血流が回復し、正常な自律神経の働きになっていきます。

乱れたからだを整えるエキスパートが私たちです。
あなたの自己治癒力を高めるために何ができるか？
まだ、生活習慣の影響が根底にはあるので、段階的に体の状態に合ったセルフケアや生活リズムを送るアドバイスをおこないます。
このように、多くの自律神経失調症でお悩みの方をサポートしてきました。
長期間の蓄積や過度な負担をため込んだ身体が、治癒力を発揮できる段階までには、しっかりとしたサポートが必要な状況となります。
そんな時は、当院を頼ってください。

喜びの声をいただいています